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No.279(2026/08/28):【LPS公正価値⑥】【実務】非上場株式の評価②――マーケットアプローチ(類似会社比較法)
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「LPS投資資産の公正価値評価」(全10回)の第6回です。今回は、【実務】非上場株式の評価②――マーケットアプローチ(類似会社比較法)についてお伝えします。 前回はインカムアプローチ(DCF法)をとり上げ、将来キャッシュフローを現在価値に割り引いて企業価値を求める方法を解説しました。今回は第6回として、マーケットアプローチのなかでも実務で最も広く用いられる類似会社比較法(Guideline Public Company Method)を取り上げます。 マーケットアプローチとは、上場市場で観察できる類似企業の株価や取引価格を基準に、対象会社の価値を推定する手法です。IPEVガイドラインでも重要な評価アプローチの一つとして位置づけられており、客観的な市場
DAIMON STAFF
8月28日読了時間: 4分


No.278(2026/08/21):【LPS公正価値⑤】【実務】非上場株式の評価①――直近取引価格法とキャリブレーション
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「LPS投資資産の公正価値評価」(全10回)の第5回です。今回は、【実務】非上場株式の評価①――直近取引価格法とキャリブレーションについてお伝えします。 非上場株式の評価において、実務上よく使われる出発点のひとつが「直近取引価格法」です。これは、投資先企業が直近に行ったファイナンス(資金調達ラウンド)で成立した取引価格を基礎として、評価時点における公正価値を見積もる手法です。IPEVガイドライン(International Private Equity and Venture Capital Valuation Guidelines)でも、直近の第三者間取引価格は公正価値の有力な参照点として位置づけられており、特に資金調達ラウンドの直後は、市場参加者
DAIMON STAFF
8月21日読了時間: 4分


No.277(2026/08/14):【LPS公正価値④】【実務】上場株式・市場性のある資産の評価――市場価格と例外
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「LPS投資資産の公正価値評価」(全10回)の第4回です。今回は、【実務】上場株式・市場性のある資産の評価――市場価格と例外についてお伝えします。 公正価値の階層における「レベル1」とは、活発な市場において同一の資産の市場価格が公表されており、それをそのまま用いる評価方法を指します。上場株式をはじめとする市場性のある有価証券は、原則としてこのレベル1に該当し、算定基準日の市場価格(通常は終値またはそれに準ずる価格)をもって公正価値とするのが基本的な考え方です。企業会計基準第30号(時価の算定に関する会計基準)においても、IPEVガイドラインにおいても、活発な市場が存在する場合には市場価格を第一の拠りどころとするという原則は共通しています。...
DAIMON STAFF
8月14日読了時間: 4分


No.276(2026/08/07):【LPS公正価値③】【基礎】LPSの会計の枠組み――会計規則・実務指針・IPEVガイドラインの位置づけ
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「LPS投資資産の公正価値評価」(全10回)の第3回です。今回は、【基礎】LPSの会計の枠組み――会計規則・実務指針・IPEVガイドラインの位置づけについてお伝えします。 投資事業有限責任組合(LPS)の会計は、複数の規範が重なり合うかたちで成り立っています。まずその全体像を把握しておくことが、実務を正確に進めるうえでの出発点となります。 LPSの会計処理に関しては、「投資事業有限責任組合会計規則」(経済産業省令)が基本的な枠組みを定めています。この規則は、組合財産の評価方法や財務諸表の様式などについて規定しており、ファンドの種類や設立根拠によって適用される規則の内容が異なる場合があります。また、日本公認会計士協会(JICPA)が公表する実務指針や研
DAIMON STAFF
8月7日読了時間: 4分


No.275(2026/07/31):【LPS公正価値②】【基礎】公正価値(時価)の考え方――時価の算定に関する会計基準(企業会計基準第30号)
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「LPS投資資産の公正価値評価」(全10回)の第2回です。今回は、【基礎】公正価値(時価)の考え方――時価の算定に関する会計基準(企業会計基準第30号)についてお伝えします。 公正価値とは何か。企業会計基準第30号「時価の算定に関する会計基準」は、時価(公正価値)を「算定日において、市場参加者間で秩序ある取引が行われると想定した場合に、資産の売却によって受け取る価格または負債の移転のために支払う価格」と定義しています。この定義で真っ先に押さえるべきは、時価が「出口価格(Exit Price)」だという点です。資産を取得したときの価格(入口価格)でも、保有者の主観的な見込みでもなく、「市場参加者がその資産を合理的に売買するとしたら、いくらで成立するか」
DAIMON STAFF
7月31日読了時間: 4分


No.274(2026/07/24):【LPS公正価値①】【入門】LPSと投資資産の公正価値評価とは?――なぜ時価評価が重要か
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「LPS投資資産の公正価値評価」(全10回)の第1回です。今回は、【入門】LPSと投資資産の公正価値評価とは?――なぜ時価評価が重要かについてお伝えします。 投資事業有限責任組合(以下、LPS)は、無限責任組合員(GP:General Partner)と有限責任組合員(LP:Limited Partner)が組成する、主に未上場企業等への投資を目的としたファンドの一形態です。GPはファンドの運営・投資判断を担い、LPは主に出資者として参画します。こうした仕組みにより、機関投資家や個人投資家などのLPが、専門的な知見を持つGPを通じて非上場企業や多様な投資対象へアクセスできるのがLPSの特徴です。 そのLPSが保有する投資資産――未上場株式、上場株式、
DAIMON STAFF
7月24日読了時間: 4分


No.262(2026/03/13):【会社法監査の基礎⑩】会社法監査の大門綜合会計事務所のご紹介
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第10回です。今回は、会社法監査の大門綜合会計事務所をご紹介します。 第10回の今回は、これまでお話ししてきた会社法監査の全体像を振り返りながら、いざ監査に向き合うときに何が支えになるのかを整理してみたいと思います。 会社法監査が必要になる典型は、資本金五億円以上または負債総額二百億円以上のいわゆる大会社に該当した場合です。これまでの連載でお伝えしてきたとおり、監査の要否は決算期末の数値で判定されるため、増資や借入、合併などをきっかけに、ある事業年度から突然対象になることも珍しくありません。気づいたときには会計監査人の選任手続きや監査契約の準備が必要になっており、初めてのご担当者が戸惑われるのは、ごく自然なことだと思
DAIMON STAFF
3月13日読了時間: 3分


No.261(2026/03/06):【会社法監査の基礎⑨】会計監査人の選び方・交代のポイント
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第9回です。今回は、会計監査人の選び方・交代のポイント(今の監査に不満なら)についてお伝えします。 監査を依頼する会計監査人をどう選ぶかは、監査の質と、そこから得られる安心感を大きく左右します。けれども、いざ選定する段になると「どこも同じではないか」「報酬の安いところでよいのではないか」と迷われる方は少なくありません。そこで今回は、選定の際に見ていただきたい視点と、現在の監査に不満がある場合の交代の進め方を整理します。 まず選定基準です。第一に専門性です。自社が属する業種や取引の特性を理解しているかどうかで、監査の的確さは変わります。製造、不動産、IT、医療、非営利など、それぞれに固有の会計論点があり、業種への理解が
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3月6日読了時間: 3分


No.260(2026/02/27):【会社法監査の基礎⑧】監査を“コスト”から“経営強化”へ(上場・M&A・融資の後押し)
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第8回です。今回は、監査を“コスト”から“経営強化”へ(上場・M&A・融資の後押し)についてお伝えします。 監査と聞くと、法律で義務づけられた手続であり、相応の費用と時間がかかる「守りのコスト」として捉えられがちです。たしかに会社法監査は、大会社をはじめとする一定の会社に課された制度であり、対応には経理部門の労力も伴います。しかし実際に監査を経験された会社の多くが、それを単なる負担ではなく、自社の経営基盤を鍛え直す機会として活かしておられます。今回は、監査対応がどのように「攻めの経営資源」へと転じうるのかを考えてみたいと思います。 監査では、会計監査人が財務諸表の適正性を確かめる過程で、その前提となる社内の業務プロセ
DAIMON STAFF
2月27日読了時間: 3分


No.259(2026/02/20):【会社法監査の基礎⑦】監査報酬の相場と、何で決まるのか(“高い”の正体)
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第7回です。今回は、監査報酬の相場と、何で決まるのか(“高い”の正体)についてお伝えします。 監査報酬を初めて見積もる際、多くの経営者の方が「なぜこの金額になるのか」と感じられます。結論から申し上げますと、会社法監査の報酬は、おおむね監査に要する作業時間、すなわち監査工数によって決まります。報酬は商品の値札のように一律で定まっているのではなく、その会社を適正に監査するために、どれだけの手続と時間が必要かを積み上げて算定するのが基本的な考え方です。会計士の専門性に対する対価という側面とあわせて、この工数の発想を押さえておくと、見積りの中身がぐっと理解しやすくなります。 では、何が工数を左右するのでしょうか。第一に会社の
DAIMON STAFF
2月20日読了時間: 3分


No.258(2026/02/13):【会社法監査の基礎⑥】監査人は“粗探し”ではない——本当の役割と上手な付き合い方
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第6回です。今回は、監査人は“粗探し”ではない——本当の役割と上手な付き合い方についてお伝えします。 監査を受けると聞くと、まるで取り調べのように、自社の落ち度を一つひとつ探し出されるのではないかと身構える方は少なくありません。けれども、それは監査人の役割の理解としては正確ではありません。会社法上の会計監査人に課せられた使命は、会社が作成した計算書類が、一般に公正妥当と認められる会計基準に従って、会社の財政状態や経営成績を適正に表しているかどうかについて、独立した第三者として意見を表明することにあります。粗探しが目的なのではなく、財務諸表が信頼に足るものであるという保証を社会に対して与えることが目的なのです。...
DAIMON STAFF
2月13日読了時間: 3分


No.256(2026/01/30):【会社法監査の基礎⑤】監査で何を見られ、経理は何を準備する?(初めてでも大丈夫)
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第5回です。今回は、監査で何を見られ、経理は何を準備する?(初めてでも大丈夫)についてお伝えします。 監査と聞くと、何か粗探しをされるのではないか、膨大な資料を求められて経理が回らなくなるのではないか、と身構える方は少なくありません。けれども会社法監査の目的は、会社の決算書が会社の財政状態や経営成績を適正に表しているかどうかについて、独立した立場の会計士が意見を述べることにあります。経営者を問い詰めることではなく、決算書の信頼性を第三者の目で保証することが役割です。この前提を共有しておくと、当日のやり取りはぐっと落ち着いたものになります。 監査人が確認する代表的なものを挙げてみます。まず総勘定元帳や補助簿といった帳簿
DAIMON STAFF
1月30日読了時間: 3分


No.255(2026/01/23):【会社法監査の基礎④】会社法監査の年間の流れ(期中・期末で何が起きる)
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第4回です。今回は、会社法監査の年間の流れ(期中・期末で何が起きる)についてお伝えします。 監査をはじめて受ける会社にとって、一年を通じて何がいつ起きるのかが見えていると、社内の準備も格段に進めやすくなります。会社法監査は決算期末の数週間だけで完結するものではなく、実際には事業年度の早い段階から始まり、定時株主総会に向けて段階的に積み上がっていきます。その全体像をつかんでいただくことが、今回の狙いです。 出発点となるのは監査契約の締結です。会社と監査人(監査法人または公認会計士)が、監査の対象範囲や責任、報酬などを取り決めます。多くの場合、株主総会で会計監査人として選任されたうえで契約に至り、ここから一年の監査が動き
DAIMON STAFF
1月23日読了時間: 3分


No.254(2026/01/16):【会社法監査の基礎③】必要なのに受けていない…放置のリスクと取締役の責任
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第3回です。今回は、必要なのに受けていない…放置のリスクと取締役の責任についてお伝えします。 一定規模を超えた会社、いわゆる大会社では、会計監査人を置き、その監査を受けることが会社法で義務づけられています。大会社とは、最終事業年度の貸借対照表上、資本金が五億円以上、または負債の合計額が二百億円以上の株式会社を指します。事業の拡大や借入の増加によって、ある事業年度から突然この基準に該当することは珍しくありません。「うちは非上場だから関係ない」と考えておられた会社が、気づかぬうちに義務の対象になっている、という場面を実務でよく見かけます。 問題は、この義務を満たしていない状態が、単なる手続きの遅れにとどまらない点にありま
DAIMON STAFF
1月16日読了時間: 3分


No.253(2026/01/09):【会社法監査の基礎②】会社法監査・金融商品取引法監査・税務調査はどう違う?
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第2回です。今回は、会社法監査・金融商品取引法監査・税務調査はどう違う?についてお伝えします。 会社法監査、金融商品取引法監査、税務調査。いずれも「外部のだれかが会社の数字をチェックする」という点では似て見えますが、その目的も、よりどころとなる法律も、行う人も、対象とする書類もまったく異なります。ここを整理しておくと、ご自身の会社がいま何を求められているのかがはっきり見えてきます。 まず会社法監査は、会社法にもとづいて、会計監査人(公認会計士または監査法人)が行う監査です。対象となるのは、貸借対照表や損益計算書といった計算書類が、会社の財政状態や経営成績を適正に表しているかどうか。いわば、株主や債権者といった会社を取
DAIMON STAFF
1月9日読了時間: 3分


No.252(2026/01/02):【会社法監査の基礎①】「うちも必要?」会社法監査の全体像と“該当するか”の確認
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「会社法監査の基礎」(全10回)の第1回です。今回は、「うちも必要?」会社法監査の全体像と“該当するか”の確認についてお伝えします。 「監査」と聞くと、上場企業だけが受けるものというイメージをお持ちかもしれません。しかし実際には、上場していない会社であっても、会社法に基づいて公認会計士または監査法人による会計監査を受けなければならない場合があります。これがこの連載で扱う「会社法監査」です。会計監査人と呼ばれる専門家が、その会社の計算書類、つまり貸借対照表や損益計算書などが、会社の財政状態や経営成績を適正に表しているかどうかを独立した立場から確かめ、意見を表明します。 ここで、よく似た言葉である「任意監査」との違いを整理しておきます。任意監査は、法律上
DAIMON STAFF
1月2日読了時間: 3分


No.251(2025/12/26):【医療法人会計⑩】医業収益・収益認識と税効果、明文の定めがない論点――監査対応の総まとめ
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「病院会計準則から医療法人会計基準へ」(全10回)の第10回です。今回は、医業収益・収益認識と税効果、明文の定めがない論点――監査対応の総まとめについてお伝えします。 最終回となる今回は、医業収益の認識、税効果会計、そして運用指針に明文の定めがない論点の考え方を整理し、監査対応の総まとめをお伝えします。 はじめに税効果会計です。運用指針では、税効果会計は原則的に適用することとされています。ただし、一時差異等の金額に重要性がない場合には、重要性の原則の適用により、繰延税金資産または繰延税金負債を計上しないことができます。繰延税金資産および繰延税金負債に重要性がある場合には、主な発生原因別内訳を注記することが求められます。社会医療法人など課税関係が異なる
DAIMON STAFF
2025年12月26日読了時間: 7分


No.250(2025/12/19):【医療法人会計⑨】純資産と補助金の会計処理――基金・代替基金・積立金の区分と圧縮記帳
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「病院会計準則から医療法人会計基準へ」(全10回)の第9回です。今回は、純資産と補助金の会計処理――基金・代替基金・積立金の区分と圧縮記帳についてお伝えします。 今回は、医療法人に固有の色合いが最も濃い純資産の区分と、補助金等の会計処理を整理します。 医療法人会計基準の運用指針では、積立金は、各会計年度の当期純利益または当期純損失の累計額から当該累計額の直接減少額を差し引いたものとされ、その性格により次のとおり区分されます。第一に、医療法人の設立等に係る資産の受贈益の金額、および持分の定めのある医療法人が持分の定めのない医療法人へ移行した場合の移行時の出資金の金額と繰越利益積立金等の金額の合計額を計上した設立等積立金です。第二に、基金の拠出者への返還
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2025年12月19日読了時間: 3分


No.248(2025/12/05):【医療法人会計⑧】棚卸資産・有価証券の評価と経過勘定――重要性の原則をどう使うか
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「病院会計準則から医療法人会計基準へ」(全10回)の第8回です。今回は、棚卸資産・有価証券の評価と経過勘定――重要性の原則をどう使うかについてお伝えします。 今回は、棚卸資産と有価証券の評価、そして経過勘定の取扱いを整理します。いずれも「重要性の原則」をどこまで使えるかが実務の鍵になります。 まず棚卸資産です。医療機関では、医薬品、診療材料、給食用材料などが該当します。棚卸資産の評価基準および評価方法は重要な会計方針に該当します。評価方法は、先入先出法、移動平均法、総平均法の中から選択適用することが原則とされていますが、最終仕入原価法も、期間損益の計算上著しい弊害がない場合には用いることができるとされています。実務では最終仕入原価法を採用している医療
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2025年12月5日読了時間: 3分


No.247(2025/11/28):【医療法人会計⑦】固定資産・減価償却とリース取引――所有権移転外ファイナンス・リースの賃貸借処理
こんにちは 大門綜合会計事務所スタッフです。 毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。 (このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによるメールマガジンの転載となります。 大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから。) 本シリーズ「病院会計準則から医療法人会計基準へ」(全10回)の第7回です。今回は、固定資産・減価償却とリース取引――所有権移転外ファイナンス・リースの賃貸借処理についてお伝えします。 今回は、医療法人にとって金額的な影響が大きい固定資産の減価償却と、医療機器で多用されるリース取引を取り上げます。 まず減価償却です。固定資産の減価償却方法は重要な会計方針に係る事項に該当します。したがって、たとえば定率法から定額法へ変更した場合には、重要な会計方針の変更に該当します。一方で、固定資産の償却年数または残存価額の変更については、重要な会計方針の変更には該当しないとされています。ただし、この変更に重要性がある場合には、その影響額を注記することが求められますので、影響の大
DAIMON STAFF
2025年11月28日読了時間: 3分
Column
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