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今年の注目イベント

更新日:2021年7月18日

こんにちは


大門綜合会計事務所スタッフです。


毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連のTips等をお伝えしています。




51回目の今回は、2021年、今年の注目イベン

トをまとめた記事がありましたのでご紹介し

たいと思います。



<投資家はココをチェック 2021年注目のイベントは>

2021年1月1日 日経電子版



2021年の12月までの主に経済関連の予定が記

載されています。


主観的ですが、主なものを抜粋すると以下の

ような予定があります。


1月20日:米大統領就任式


2月1日:巨大IT企業に情報開示を義務付ける

デジタルプラットフォーム取引透明化法が施


2月内:国内ワクチン接種の可能性


3月1日:上場企業の社外取締役設置義務化な

ど改正会社法施行


3月25日:東京五輪の聖火リレーがスタート


4月(春頃):GCコードの改定


7月23日:東京五輪開会式


8月8日:東京五輪閉会式


9月30日:自民党総裁任期満了


9月月内:デジタル庁設立


11月1日:COP26




一般的なイベントと、企業統治・財務関連の

ものを抜粋してみました。


「4月(春頃):GCコードの改定」について

は前回のブログでもお伝えしました。


当該改定は、こちらも以前ブログでお伝え

した、東証の市場再編を視野に入れたものと

なります。


すなわち、おさらいになりますが、2022年4

月に現状4つに分かれている市場(東証1部、

2部、マザーズ、ジャスダック)を


3つに再編し(プライム、スタンダード、グ

ロース)、実質的に最上位市場である「プラ

イム」市場には


一段と厳しい上場基準や企業統治指針(コー

ポレートガバナンス・コード)を適用するこ

とになります。


上場企業には一段と企業価値向上に向けた努

力が求められると言えるでしょう。




他に、企業統治に関係するものとして、3月1

日の「上場企業の社外取締役設置義務化など

改正会社法施行」があります。


要点のみお伝えしますと、以下のような内容

です。


1.社外取締役に関する規律の見直し


2.取締役の報酬に関する規律の見直し


3.株主総会資料の電子提供制度の創設


4.株主提案権の濫用的な行使を制限するため

の措置の整備


5.会社補償および役員などのために締結され

る保険契約(D&O保険)に関する規律の整備


6.社債の管理に関する規律の見直し


7.株式交付制度の創設


等です。


詳細については今後のブログでお伝えしよ

うと思いますが、「3.株主総会資料の電子提

供制度の創設」など、


新型コロナウイルスの影響により新設される

と思われるものもありますね。




11月1日のCOP26(第26回国連気候変動枠組み

条約締約国会議)については、企業統治・財

務には一見あまり関係なさそうですが、


近年、情報開示の整備が加速してきているES

G(環境(Environment)、社会(Social)、

ガバナンス(Governance))と関連が深いも

のとなります。


現状では、企業における開示の枠組みは企業

によってばらつきがありますが、こちらの点

も徐々に集約される可能性が高いと思われま

す。


ESG情報の開示基準を作る団体では統合の動

きもあり、


英国が上場企業に気候関連財務情報開示タス

クフォース(TCFD)の提言に沿った開示を求

めるなど、


任意だったESG情報は義務化の動きが強まっ

ており、日本でも政府が情報開示を促す指針

を策定する方針です。


これらに関する情報もおいおいお伝え出来れ

ばと思っています。




色々と、企業統治・財務関連の今年のイベン

トについて言及してきましたが、やっぱり今

年の一番気になる点は


東京オリンピックが開催されるか


かもしれませんね。


3月25日には聖火リレーがスタートする予定

です。ということは、それまでに開催される

か否かが決定されるのでしょう・・・。


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