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No.183(2023/10/27):金融庁、大手金融の内部監査を一斉点検へ

更新日:2023年12月9日




こんにちは


大門綜合会計事務所スタッフです。


毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。

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183回目の今回は、金融庁が大手金融機関の

内部監査に関する一斉点検を行うというニ

ュースがありましたので、その内容を詳しく

ご紹介します。


<金融庁、大手金融の内部監査を一斉点検へ 不祥事多発で>

2023年10月23日 日経電子版


引用、要約すると・・・・、


・金融庁は大手金融機関の内部監査が適切に

機能しているかを一斉に点検する予定


・近年、不正融資や顧客情報の不適切な取り

扱い、内部統制の不備など、さまざまな不祥

事が相次いで発覚している。


・これらの不祥事を受け、経営陣の監査部門

への協力姿勢や組織風土などを横断的に検証

する


というもの。



そもそも内部監査とは、どのようなものなの

でしょうか。


内部監査とは、組織内の業務や業績を独立し

て評価・検証することを目的とした監査活動

のことを指します。


これは、組織の健全な経営を支える重要な役

割を果たしており、経営陣や従業員の行動を

正すためのフィードバックとしても機能しま

す。


特に、金融機関においては、顧客の資産や情

報を取り扱うため、その信頼性や安全性を確

保するための重要な要素となっています。


しかし、近年の不祥事を受けて、その機能が

適切に果たされているかが問われています。


不正融資や顧客情報の不適切な取り扱いなど

の問題は、金融機関の信頼性を大きく損なう

ものであり、これらの問題を解決するための

取り組みが急募されています。


金融庁のこの取り組みは、金融機関の信頼回

復に向けた一歩として非常に意義深いものと

言えるでしょう。


一斉点検を通じて、金融機関の経営陣や監査

部門の姿勢、組織風土などが明らかにされる

ことで、今後の金融機関の経営方針や取り組

みに大きな影響を与える可能性があります。


最後に、内部監査の適切な実施は、組織のリ

スク管理や業績の向上に直結します。


特に、金融機関の場合、内部監査の結果が外

部監査や財務報告に影響を与える可能性があ

ります。


そのため、この一斉点検の結果は、金融機関

の経営や財務状況、さらには株価にも影響を

与える可能性があると考えられます。


それでは、良い週末をお過ごしください。

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