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No.145(2022/12/16): 2022年12月の日銀短観~大企業製造業4期連続の悪化~


こんにちは


大門綜合会計事務所スタッフです。


毎週金曜日、経営、会計・財務、税務、監査、内部

統制関連の基礎やTips等をお伝えしています。


(このコラムは大門綜合会計事務所スタッフによる

メールマガジンの転載となります。)



145回目の今回は今週発表された日銀短観に

ついてお伝えします。




3カ月ごとに発表される日銀短観。ご紹介が

恒例となっていますが、


毎回読まれている方は今回の日銀短観がどの

ような結果となったか、世の中の流れからあ

る程度の想像はつくかもしれません。



<大企業製造業が4期連続悪化、非製造業は改善 日銀短観>

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB133310T11C22A2000000/

2022年12月14日 日経電子版


要約すると・・・、



・日銀が14日発表した12月の日銀短観で、大

企業製造業の景況感を示す業況判断指数(D

I)は前回の9月調査から1ポイント悪化し、

プラス7となった


・円安と資源高を背景とした原材料コストの

増加が景況感を下押しし、4四半期連続で悪

化した


・大企業非製造業は新型コロナウイルスの影

響緩和から3期連続で改善し、プラス19とな

った


となっています。



毎回お伝えしていますが、日銀短観は以下の

ようなものです。



①日銀が全国の企業約1万社を対象として、3

か月ごとに実施しているアンケート調査


②調査項目は、


(1)「企業が自社の業況や経済環境の現

状・先行きについてどうみているか」などの

項目(判断項目)


(2)「売上高や収益、設備投資額といった

事業計画の実績・予測値など」(年度計画)、


(3)物価見通し


(4)新卒者採用状況等々


③ ②(1)の「自社の業況」についての回答

から作る「業況判断DI」((注)DI=diffusi

on index)が最も注目されている


④「業況判断DI」は「自社の業況」につき

『良い』から『悪い』と答えた企業の構成比

(%)を引き算した数値


⑤景気が良いとプラス方向に、景気が悪くな

るとマイナス方向に振れる。


⑥このため、業況判断DIを3か月ごとにつな

いでグラフ化すると、景気の波が読み取れる。



短観は3カ月に1度、日銀が全国の約1万社に

景況感や収益見通し、設備投資計画などを聞

き取る調査で、


対象が幅広く速報性も高いことから、景気の

現状や先行きを読む材料として注目されてい

るものです。





前回2022年9月3日発表の時点では、製造業が

悪化し、非製造業がプラスで、この点では今

回もその特徴は継続しています。


しかし、前回時点では円安が大幅に進んだ結

果、大企業製造業における今後の先行きが改

善しており、明るい兆しが見える状況でした。


しかし、今回は円安傾向は継続しているもの

の、中国経済の減速による輸出の減少に加え、


金融引き締めを続ける欧米の経済の見通しが

厳しく、輸出産業や素材業種の景況感が上向

かない状況が継続しています。


その結果、12月調査の大企業・製造業の業況

判断DIは9月調査の「先行き」見通し+9よ

り2ポイント悪化した+7となり、


9月時点での景況感の先行きは予想よりも悪

い結果となってしまっています。

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