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大門綜合会計事務所スタッフです。
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174回目の今回は、景気動向の変化をいち早
く示す指標として市場関係者から注目される
購買担当者景気指数についてお伝えします。
以下のような記事がありました。
<製造業PMI 景気動向の先行指標>
https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUB074NH0X00C23A8000000/
2023年8月8日 日本経済新聞
引用、要約すると・・・、
・PMIは購買担当者景気指数のことで、企業
の購買担当者に新規受注や生産、雇用の状況
などを聞き取り、景況感を指数化した景気指
標
・製造業と非製造業に分けて発表され、特に
製造業PMIは鉱工業生産や雇用統計などと比
べて、景気動向の変化をいち早く示す指標と
して市場関係者から注目される
・PMIは50を上回ると好況、下回ると不況と
される
というもの。
PMIは、経済の健全性を示すバロメーターと
して、多くの投資家や経済アナリストに利用
されています。
特に、製造業の動向は、経済全体の先行指標
として非常に重要です。
次に、中国の最近の購買担当者景気指数の低迷
についての記事がありました。
<中国7月製造業景況感、4カ月連続50割れ>
https://www.nikkei.com/article/DGKKZO73197720R30C23A7EAF000/
2023年7月31日 日経新聞
引用、要約すると・・・、
・中国国家統計局が31日発表した2023年7月
の製造業購買担当者景気指数(PMI)は49.3
だった
・前月より0.3ポイント高かったが、4カ月連
続で好調・不調の境目である50を下回った
・不動産市場の低迷が長引き、建材などの生
産が伸び悩んでいる
というもの。
中国の製造業のPMIが4カ月連続で50を下回っ
ていることから、中国の景況感が継続して低
迷している状況です。
特に不動産市場の低迷が影響しているようで、
建材などの生産が伸び悩んでいるとのこと。
中国の経済は、世界経済に大きな影響を及ぼ
すため、その動向をしっかりと把握すること
は、中国に関連しない日本の企業にとっても
重要と言えるでしょう。
中国市場に依存している企業であれば、なお
さらリスクヘッジの観点からも今後の動向を
しっかりと把握しておくことが求められます。
以上、購買担当者景気指数に関する情報をお
伝えしました。
中国経済の動向は、日本経済にも大きな影響
を及ぼす可能性がありますので、引き続き注
視していきたいと思います。
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