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No.168(2023/6/23): スクイーズアウトの概要


こんにちは


大門綜合会計事務所スタッフです。


毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連の基礎・Tips等をお伝えしています。

(大門綜合会計事務所への会計監査等のご依頼・料金相場・価格表等はこちらから)



168回目の今回は、「スクイーズアウト」に

ついてお伝えします。


そもそもスクイーズアウトとは、どのような

ものなのでしょうか。


スクイーズアウト"Squeeze Out"とは絞り出

す、締め出すという意味で、M&A等を行う際

に少数株主から強制的に株式を買い取ること

事を意味します。


主要株主が少数株主から株式を買い取とった

り、(株式交換等の方法で)株式を強制的に

取得し、全ての株式を手中に収めることを言

います。



このスクイーズアウトにより企業は全株主の

意向を一元化し、迅速かつ効率的な経営判断

を可能にするための手段とされています。



たとえば、LINEとZホールディングスの経営

統合における事例が記憶に新しいと思います。


ソフトバンクと、LINEの親会社である韓国ネ

イバーによるLINE株のTOBに失敗した当事者

達が、


経営統合の目的を達成するために少数株主の

株式の買取りを行ったものになります。



しかし、スクイーズアウトは法的に一定の要

件が必要であり、会社法により規定されてい

ます。


役員会の承認、株主総会の議決という一連の

プロセスを経ることで、スクイーズアウトが

可能となります。




さらに、少数株主の株式取得価格が公正であ

ることを求められる点についても留意が必要

でしょう。


これは、少数株主の財産権を保護するための

重要な規定です。そのため、少数株主への取

得価格は公正かつ妥当である必要があります。



その点で興味深い事例として、レックス・

ホールディングス事件が挙げられます。


平成18年にMBOを目的におこなわれたレック

スホールディングスのスクイーズアウトにお

いて、


取得価格が公正でないと一部の株主が裁判所

に取得価格の決定の申立てを行ったものとな

ります。



結果的には裁判所が取得が価額の決定を行い

ました。この事例は公正な取得価格の重要性

を示しています。


強制的に締め出されてしまう少数株主にとっ

ては、その買取価格はそのまま投資回収額と

なってしまうため、非常に重要となるのです。



以上、今回はスクイーズアウトについてご紹

介しました。今回は概要のみお伝えしました

が、またの機会に詳細な部分もお伝えしよう

と思います。

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