top of page

日本で最も上場しやすい株式市場



こんにちは


大門綜合会計事務所スタッフです。


毎週金曜日、会計・財務、税務、監査、内部統制関連のTips等をお伝えしています。


80回目の今回は日本で最も上場しやすいと言

われている、東京プロマーケットについてお

伝えします。



東京プロマーケットは日本の歴とした株式市

場で、2008年にその前身であるTOKYO AIM取

引所としてスタートしました。


日本で最も上場しやすいと言われている取引

所になります。


「上場しやすい」と言うと、前回、アメリカ

において上場の抜け穴的に使われているSPAC

の唐突な下方修正についてお伝えしました。


公表された予想利益を信じて株式を購入・保

有している投資家にとって、唐突な下方修正

は当該企業への不信感のみならず、


そんな会社の上場を承認した証券取引所への

不信感にも繋がります。


そのため、上場に耐えうる会社であるかを確

認し、承認する制度が重要と言えます。


アメリカで上場を承認しているのはSEC(米

国証券取引委員会)ですが、日本においては

各証券取引所が行っています。




東京プロマーケットが日本で最も上場しやす

いと言っても、審査や制度はもちろんきちん

と整備されており、


上場しやすい分、その他の点で取引所の信頼

性を担保する制度を設けています。




では、東京プロマーケットはどのような市場

なのでしょうか。


一番の特徴は、市場の参加者を特定投資家と

呼ばれるプロの投資家に限定しているという

点になります。


特定投資家は金融機関などの適格機関投資家

のほか、上場会社や証券会社による承認を得

た一定の投資経験と金融資産を持つ株式会社、


3億円以上の金融資産を持つ個人投資家とさ

れています。


投資家をこれらのプロの投資家に限定し、そ

もそも投資経験や情報の少ない一般投資家が

参加出来ないようにすることにより、


一般投資家が損失を被るという事象自体が発

生しない取引所設計となっています。


このように、参加者をリスク許容度の高いプ

ロ投資家に限定することにより、上場負担を

軽減し、


一般的に業績や株価の変動が大きく、その分

株式投資のリスクが大きいと言われる


成長性はあるが実績が十分ではないベンチ

ャー企業に対して資金調達の機会を提供する

ことが可能となっているのです。



では、どのくらい上場負担が軽減されている

のでしょうか。


一般的にスタートアップやベンチャー企業が

最初に上場すると言われる東証マザーズと比

較すると以下のようになります。


(マザーズをM、プロマーケットをPとしま

す)


・上場までの期間

(M:4年~10年⇒P:半年~2年)


・上場までのコスト

(M:2億円~3億円⇒P:2千万円~2.5千万

円)


・上場維持コスト

(M:1億円~1.5億円/年⇒P:1.5千万円/

年)


・上場後の決算開示

(M:年4回(四半期ごと)⇒P:年2回(半期

ごと))


・株主に関する基準

(M:200人以上、大株主比率75%以下⇒P:基

準なし)


・時価総額基準

(M:上場時10億円以上⇒P:基準なし)




簡単にまとめると上記のようになりますが、

いかがでしょうか。


上場までの期間もコストも半分以下から10分

の1程度となっており、確かに上場しやすい

と言えます。


その分、投資家はプロの投資家ですので、ビ

ジネスプランや将来予測については厳しい目

で見られることとなり、


プロの投資判断に適う企業でなければ投資し

てもらうことは出来ません。


逆に、プロの目に適う将来性がある企業であ

れば、少ない負担で資金調達が可能となると

言えるのです。

Kommentare


bottom of page